北伐

僕が育った町は蜂須賀正勝福島正則正則とゆう二人の武将を輩出している。
美濃DNA純血の僕ではあるが大変誇らしい。
子供の頃は剣道のイベントがあり、グランドで両軍に分かれ各自が面に風船をつけて割り合うといった戦(いくさ)ゲームが行われていたものだ。
僕自身も福島役を任され大将自ら討って出て雑兵の風船を割りまくるといった痛快な記憶が思い出されます。

近頃たまに、そんな故郷での同級生の名前をネットで検索してみるコトがある。
昨年は小学時代に親友がバスプロとなって全国で活躍しているコトを知りました。
つい最近も、小中高から社会人まで幼馴染とゆうか腐れ縁の悪仲間が格闘の世界で活躍しているコトを知りました。
リングで闘う拳士は間違いなくヤツだと、彼と戦ったコトがある僕はその鋭い眼光にあの日あの夜を思い起こされました。ヤツらしいわ。
両者とも格別に仲が良かった連中で、アルバムの写真には欠かさず一緒に写っているような間柄なので…
ガキ大将肌であった僕としては嬉しいやら悔しいやら。そして恥ずかしいやら。

ただ、残念に感じたのは…
ヤツが出身地を名古屋市と偽っていたコトでした。



郷土愛とゆうか伝統や文化といったモノゴトに関心を持つようになり地域性から地理社会学までも考えるようになった昨今、彼らのように誇らしい気持ちを感じさせてくれる属性を僕は嬉しく思うようになりました。
なぜ彼が出自を偽ったか何となく分かるような気がしますが、僕の地元である西尾張はそろそろもっと胸を張っても良いのではないでしょうか?
他にもウィキペディアに紹介される世界レベルの同級生だってあるわけですし、僕が関わってしまった愛北に比べれば、もっと帰属に誇りを感じても良いハズです。


片田舎で美しくなる気が無い連中を相手に、痴がましくも美容室だなどと経営者ヅラして荒稼ぎしていた自分を情けなくも感じてまった数年前の僕。
圧倒的な経済力の差を持ち誇ってみたところで…僕の地元の連中は、それを僕らしいと讃えてくれるだろうか?
片田舎で何店舗も展開して片田舎者騙し競争に勝ったところで、何の誇りも思い入れも無い愛北とゆう僻地で彼らのような連中と称え合うコトがデキるだろうか…。
片田舎で安定を得てみると、奇しくも晩年の福島正則と似たような境地に至るのでした。



地が持つ気質(育ち)
血が持つ気質(生まれ)
僕はその異なる両面を持ち合わせているコトに気がつきました。



どんな器を何で満たすか? それが充実なのです。



差別思想の強い名古屋へ屈するコトがデキなかった僕は濃姫を追い気がつけば北上しており…(DNAが美濃女を求める悪い癖)
迂回のツモリがイヌの山で鵜飼させられるハメに陥るトコロでした。
鳥の手柄を横取りするなんて意地汚い…僕は大嫌いです。
かのチャプリンが鵜飼を気に入り、2度目の来日で幻滅したそうですが…
それも愛北へ身を置いてみればよく解ります。
知れば知るほど愛北の歴史は嘘だらけ。
さすが、信長公の息子へ暗愚な血を注いで汚す寄生虫女の里ですね。
いまだ、あの手この手で歴史を歪曲させ続けています。



ドコでお店をやってるの?
そう聞かれる度に何度肝を冷やす思いをしたことか。


三河色に濁され続けた名古屋を含めた尾張とゆう地で起こる貶め合い現象。
西尾張・東尾張はありますが北尾張はありません。
尾張北部の連中とは違うのですから、西尾張には頑張って欲しいと願っております。
僕の故郷を売らないで下さい。
北アイルランドや愛北のように経済に屈して属するような真似だけはしないで下さいね。
企業名が地名? それは論外です。語るに及ばない三河の下属です。