不揃いなイモたち

先日、メンバーらと掘ったイモ畑の掘り残しを掘った。
出るわ出るわ。大イモ小イモがザックザク。
掘ってる時は『生きてる』って実感あるね。童心が嬉しい。
今世紀にようやく土離れを果たした精神周回遅れの片田舎者には解らない感覚やろね。
300円で6コほどの種芋を半分に切って12株➕芽かきしたミニ6株ほどの収穫高。
芽かきした株も一つ二つは大きなイモが出来ていた。
室内で陰干し中。
しっかし、僕・・・年間通してでもこんなに買ったコト無いのに・・・。


昨年は譲ってもらった土へそのままサツマイモを植えたら日照の差でイモの大小が分かれていたが・・・
今年は明らかに、手を加えた箇所ほど大きなジャガイモが出来るコトが判明した。
単に、ファームの形状上で僕の靴が汚れなくて済む手の届く範囲は石コロ取りや掘り返しの回数が多かっただけなのだが、重点的に施した箇所のイモは他と比べて明らかに大きい。


うん、土中でジャガイモが育つ位置を知らなかったので盛土の重要性を軽んじてしまったのはミスだったね。
もっと深くにデキるものだと思っていたので無関係な深部をセッセと改良していたのだ。
それならば不要な畝など作ってスペースパフォーマンスを下げなくても良かったのでは?
昨年と比較して虫やミミズが増えた理由は土作りの段階でこまめに土へ有機物を混ぜ込んできたコトもあるだろうけど、土を頂く前に施されていたであろう農薬の効果が薄れてきたのでは?とも思うのよね。
それと、土の硬さも調整した。
これは僕の勘だけで行った処置なのだが、イモの気持ちを考えるとなんとなく土が固すぎるような気がしてさ。
もともと田んぼの底土だったので、片田舎基地の敷地に元からあった砂質の土を一部へ試験的に混ぜておいたの。
イモを掘ってみると手触りだけじゃなく土の色が違うので分かるのよよね。
手を加えていない箇所は明らかに小さいので日照の差だけでは無い。


片田舎DNAのデブや小太りと同じでさ。
過保護なくらいが丸々育てるコツなのかもしれないね。
イモを育ててみると片田舎者の育ちが解るような気がするね。
片田舎には中肉中背が存在しない理由もココにあるかもしれないよ。何世代も良い形は出荷され残りカスの末裔。足されて来るのは似た者ばかり。まさに芋づる式。
なぜペチャパイの貧弱手羽先女からデブや小太りが生まれてくるのか不思議だったけど、なんとなく解決しました。