いつも未来に過去がくる

都市部の連中が僕に似てると言う。
ジョブス氏とも。鬱陶しいほどよく言われるが確かに思想も言動も似通っている。
マネしなくても参考にしなくても似てしまう。現にこの映画が作られる以前の僕もソックリだ。
僕に言わせれば、因果を繋ぐ最短ルートは誰が考えても同じだと思うだけのこと。


そんな手厳しく甘い僕のもとへ戻ってきたヤツがいる。
おかえり。おめでとう。メンバーも喜んでいたよ。
ヤツは筋を通すことを学んだ。恥ずかしいことじゃない。立派やん。


僕が追い立て追い払うことは自由。
ヤツが離れてゆくのも戻ってくるのも自由。
許すも許さないも無い。最初からヤツは自由なんだ。
ヤツがヤツの自由を勝ち取れたかどうか。それを巷では信用と呼ぶ。たったそれだけのコト。
それが解らないバカは小銭で錦を編んでいる。売るほど信用の持ち合わせが無い半端者が身体も魂も売り払って得た不自由な小銭で紡いだ重い重い鎖。絆とゆう名の手枷足枷。
決してバカになどしていない。バカにバカと言ったまで。
バカでも繁殖ならデキるのでバカは片田舎で人頭税にでも貢献してなさい。


自分の人生を勝ち取る気概の無いヤツに僕は魅力を感じない。
DEEPexは金品の受け取りを自由に拒める僕が作っている時空。
テメェら片田舎者の陳腐な自由を行使させるためのClosedSystemじゃない。
その自由でイイのなら、臆病な感情を片田舎者と共に満たせばいい。終始そう言い続けているのに・・・
半端者らは金品を持ち寄って来る。せめてもの気持ちなんだとか、それじゃ宗教。


先の映画の結末を都市部メンバーと語る。
ね、大昔から僕が言っていた『瞬間』を共有デキたでしょ? って。
ソレをいつも言ってるの。結局はイヤでも再会するよって。それも不可避だと。
オーガズムへ同時に達する。キモチイイ。それ。


いつもいつもそう。近ごろは東京でも同じ。
5年前、7年前、10年前に僕が言っていたコトを今さら。
もぅ、遅い。その繰り返し。
そんなんじゃ今も未来も無い。過去しか共有デキない面々。


絡まっていただけ。結び目さえも無い縁。
そんな片田舎者との時間が惜しいと、僕は仕事をヤメたのに。
利益を確定させただけなのに笑い者。バカはドッチだ?


皆の自由も尊重したのに。フェアなのに。
金の切れ目が縁の切れ目。テメェらの思い通りになっているハズなのに。
僕らは思い通りにならない現実へ向き合いDEEPex交流を続けているだけなのに。
なぜ、僕が責められなければならないの?


だから片田舎は野暮の掃溜めになってしまうと、何度言えば解るんだ? 


隠者は陰湿で陰険なんだ。無自覚なだけ。
低刺激で無味だが無臭ではない。片田舎臭い。残り香さえも迷惑の透明人間。
居ても居なくても同じじゃ無い。臭いから遠退け。
僕がたまにココへ吐き出す過去と闇だけを共有してなさい。さようなら。
何度でもさようなら。