Echoes in Rain

田舎育ちとゆう背景が無いと生まれてこないモノゴトがあるのにさ。
片田舎で知り合うド田舎者はそれに気づかない。
片田舎者を相手に薄汚れてゆくド田舎者を横目に僕はいつも惜しいと胸を痛めてる。
あぁ、その程度を欲しがって(欲しがらされて)しまうのか・・・と、嘆いたコトが何度も何度もあった。
このもののけ姫・・・己の美しさに気がついていないのか・・・と。


僕にとってはかなり北部だけど、君にとってはずいぶん南部の片田舎。


多くのファーストフード店があると便利かぃ?
この巨大なフードコートを自動車で這いずり回らされて楽しい?
君の故郷には何もない? ホントに?


僕が言う『片田舎でしかデキないコト』の意味、そろそろ少しは解かるようになってきた頃なのかな。
僕は欲しがらされているだけの片田舎者のようにはなって欲しく無かったよ。
君らの美しさを保つ環境を守ろうと稼いで抗いもしたが、薄汚れてしまうくらいなら僕ぁ清貧のままでよかった。


君を揺らしたのは、僕か?片田舎者か? 君の理想を貶めたのは僕だったか?片田舎者だったか?
被害者だったハズの君が加害者側へ回る。その段階も必要かと何度も気づかないフリをして待った。
片田舎者が誘う安直への誘惑。 で、どう? それなりでしょ。
そりゃそうだ。薄汚い片田舎の水に無防備で浸かっていては薄汚れて当然だ。


最初から美しかったのに。 勿体無い。 


ずっと美しくあり続けて欲しかった。そんなマンネリならば、僕も素直に受け入れたのに。